車の査定における瑕疵担保責任とは?

公開日:  最終更新日:2016/09/01

車の査定における瑕疵担保責任とは一体何なのでしょうか?

 

一般的に瑕疵担保責任とは売買の目的物に瑕疵(その物が取引上普通に要求される品質が欠けていることなど、欠陥がある状態)があり、それが取引上要求される通常の注意をしても気付かぬものである場合に、売主が買主に対して負う責任をいいます。

 

この瑕疵担保責任は住宅販売で使われることが多いのですが、最近では車の売買でもよく耳にするようになっています。

 

その理由は以前に比べてネット経由での車の売買が増えてきたからなのですが、それに伴ってトラブルも増えているからです。

 

最も多い事例が、査定してもらった車の売買契約がおわり実際に車を手渡した後に身に覚えのない修復歴が見つかったなどといちゃもんをつけられて契約書には瑕疵担保責任が記載されていると言い、減額をつきつけられるというものです。

 

つまり業者が車を買い取った後に問題があったと言って金額をごまかそうとしているのです。

 

もちろん実際に修復歴があった場合は仕方のないことなのですが、最近では瑕疵担保責任があるからとそれを悪用する業者がいるようです。

 

実際には修復歴は査定の時に確実にわかることであり、仮にそれが見抜けなかった(売却主も知らなかった)といってこちらに責任はありません。

 

査定士もプロですから、仮に修復歴があったとしてそれを見抜けなかったそれは査定士の責任になり瑕疵担保責任は発生しません。

 

*修復歴があるのを知っておりそれを黙っていて相手も勘違いした場合はこちらにも責任が発生します。

 

ですので、このような業者に出くわしてしまった場合はいったん落ち着きを取り戻すために自分で調べてみたり知人の話を聞いてみましょう。

 

またこのような悪徳業者に引っかかってしまった場合は国民生活センターや弁護士に相談してみるのも一つの方法です。

 

ちなみにこのような業者はろくに査定もしていないのに他よりも高い買取金額を提示してきたりと明らかに不自然なことが目立ちます。

 

高値で売りたい気持ちはわかりますが、不自然な行動をとるにはそれなりの理由があるのでそのような業者に騙されないように査定の際は気を配っておきましょう。

シェアありがとうございます

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

Your Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP ↑