車の査定でレッドブックの価格が基準となることはあるの?

公開日:  最終更新日:2016/08/15

車の査定でレッドブックの価格が基準となることはあるのでしょうか?

 

そもそもレッドブックとは車の車名・年式・型式別の、下取価格・卸価格・小売価格・新車価格など車の流通に関する情報が細かく記載された業界誌になります。

 

このレッドブックが活躍するのは買取業界よりも保険業界の方が多いです。

 

例えば事故を起こして全損扱いになった時など車の価格をこのレッドブックに掲載されている価格をもとにすることが多くなっています。

 

保険業界は喜んでこの情報を利用するのですが、それはレッドブックに掲載されている価格が実際に流通している価格よりも低くなっていることが多いからです。

 

レッドブックは裁判での判断基準にもよく使われているため消費者はあまり強く言えないのが現状です。

 

このレッドブックですが、筆者は買取業者でこの価格が利用されているという話はあまり聞いたことがありません。

 

もちろん中古車市場などで販売されている車の価格よりも査定額が低くなることはありますが、これは流通の常識から考えれば当たり前のことです。

 

でないと業者は利益が出ませんからね。

 

買取業界では年式、グレード、走行距離の3つから基本となる価格を設定し、そこからプロの査定士がプラスマイナスの評価をつけていきます。

 

車の状態によっては減額されることもありますが、逆に状態が良ければプラスされることもよくあります。

 

買取業界の人間になればレッドブックを読んでいることは珍しくないと思いますが、これを元に価格を決めているかは正直なところわかりません。

 

個人的には参考程度にはしていると思っていますが、あくまでも現場での査定により価格は決められていると思います。

 

よって査定でレッドブックが基準になっていることはないと思います。

 

まあ一般の方はレッドブックを読むこともまずないのであまり過剰になりすぎる必要もないと思います。

 

どうしても気になる方は査定員にレッドブックに掲載されている価格を聞いてみてはいかがでしょうか。

 

気のいい査定員なら教えてくれると思いますよ。

シェアありがとうございます

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